ずっと大好き…この恋は永遠…
「…そんな事ないよ」
「そうだよ。
でも、オレにあんまり甘えてこないから、それがちょっと不満だけど…
…まぁ、それもオレが情けないからだけど」
「違うよっ」
少しだけ苦笑いに見える笑みを浮かべた浅井に胸が苦しくなって、みのりが慌てて否定した。
浅井のせいなんかじゃないのに責任を感じてしまってる様子に、自分の思いを伝えたくて。
「あたしが思いっきり甘えたりわがまま言ったりできないのは、嫌われるのが怖いからで…浅井さんのせいなんかじゃないよ」
「だからそうゆう意味でも。
オレがみのりを安心させてやれてないからだし。
色々精進しなきゃなぁ…
禁煙でもするか(笑)」
ぶつぶつ言いながら何度目だか分からない禁煙宣言をした浅井に、みのりがクスクス笑う。
「断食とか?(笑)」
「あ〜…まず無理(笑)
あんまり出来そうもない目標立てても意味ないしな」
「じゃあ禁煙だって無理に近いんだから他の事にしたら?(笑)」
「なんだよ、他の事って…」
言いかけた浅井を止めたのは…珍しいみのりからのキス。
…―――ドォン…
花火の音が、胸に響く。
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