ずっと大好き…この恋は永遠…
エレベーターでも帰りの車の中でも、悠太の作り笑顔が頭から離れなかった。
優しそうな…だけど寂しそうな笑顔…
あんな悲しい笑顔…初めて見たから…
頭に貼り付いて離れない。
だって…だって仕方ないよ…
あたし、悠太の傍にはいられないもん。
悠太を支えてあげるなんて…
できないもん。
傍にいてあげたいけど…
支えてあげたいけど…
あたしにはできない。
…浅井さんとずっと一緒にいたいから。
なのに…胸が痛む。
…違う。
だから、痛むんだ。
浅井さんを選ぶ自分を知ってるから。
浅井さんじゃなきゃダメな自分を知ってるから。
悠太の力になる事なんてできないのに、偽善に近い感情を抱く自分に苛立ちが襲って、胸を苦しく締め上げる。
ごめんね、悠太…
ごめん―――…
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