ずっと大好き…この恋は永遠…
だけど、何か思ったように浅井は小さく眉をひそめた。
そして…
「…ひゃっ…?!」
ソファの空いてるスペースにみのりを押し倒した。
みのりがびっくりして起き上がろうとすると、にっと笑う浅井と目が合って…
「やっぱりこの方がキスしやすいな…」
そう言った浅井に、ゆっくりとまた押し倒されて…
「…ん…っ…」
再び重ねられた唇に、みのりの頭の奥が痺れ始める。
悠太とあんな事があったばかりなのに、浅井のキスを嬉しいと思う自分が止められなかった。
浅井の傍が心地いいと思う自分が止められなかった。
頭の片隅から離れない悠太を、いっその事消してしまいたい衝動にかられて…
みのりが浅井の首に腕を回す。
いつもとは違うみのりの行動に少し驚きながらも、求められた事が嬉しくて…
浅井がより深く唇を重ねる。
まだカレーの匂いの残るリビングに、つけたままのテレビの音とみのりの甘い息づかいが響いて…
浅井がゆっくりと唇を離す。
「みのり…
ここじゃやだ…?」
男の顔で見つめてくる浅井に、どうしょうもなく体の真ん中が苦しくなってしまって…
みのりがまだ近くにある浅井の唇に、軽くキスをした。
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