ずっと大好き…この恋は永遠…
「浅井さん、じゃあそろそろ帰るね。
悟くん、カレー食べていいから(笑)」
「マジ?!ありがとぅ!」
みのりが立ち上がりながら言うと、悟が大げさなほどの喜びを見せた。
「みのり、気をつけて帰れよ?
家に着いたらメールして」
「遼にぃ過保護〜(笑)
ありえねぇよ」
「うるせぇ。
つぅか、勝手にカレー食べてんじゃねぇ」
「みのりちゃんがいいって言ったもんね〜だ」
「何が『ね〜だ』だよっ
いくつだ、おまえ」
まだまだ続きそうな会話に笑いながらみのりが部屋を後にした。
カレーを暖め直す悟に小さなため息をついてソファに座り直すと、悟が浅井の様子を伺うように話し出した。
「いや、邪魔したのは悪かったけどさぁ…
どうしても伝えときたかった事があってさ」
「話?何だよ」
悟の話なんてどうせ大した事ないと決めつけた浅井がすぐに返事をすると、悟がカレーをかき回していた手を止めて浅井を見た。
「みのりちゃんの事だよ」
「みのりの?」
みのりの名前に悟を振り返ると、悟が「ちょっと待ってて」と、コンロの火を止めてカレーをお皿によそる。
カレーから立ち上がる湯気に隠された悟の表情に、浅井が眉をひそめた。
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