ずっと大好き…この恋は永遠…
返事の真意
14時すぎに病院に着くと、みのりは里奈と2人でこそこそと春子の病室に向かった。
うっかり悠太に出くわさないように、細心の注意を払って…いたはずなのに…
「あ…」
春子の病室から出てきた悠太とばったり会ってしまった。
踵を返して知らない人を装おうとしても、時すでに遅し。
「みぃ」
しっかり合った目に捕らえられてしまって、みのりが気まずそうに俯いた。
「え、この人が悠太くん?」
「そう…」
隣の里奈の耳打ちに頷くと、悠太がみのり達の方へと向き直した。
「彼氏と待ち合わせ?」
「え…?」
何も知らない様子のみのりに、悠太が少し表情を歪めて見せた。
「みぃの彼氏、さっきまでここにいたんだけど…
なんだ、知らなかった?」
「うん…浅井さんなんで悠太のとこに?」
「悟と来てたからきっと悟に強引に誘われたんじゃないか?
でもちょうどよかった。
…話しておきたい事があったんだ」
少しばつが悪そうに言った悠太に、みのりが首を傾げた。
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