ずっと大好き…この恋は永遠…
再会…
「みぃ?」
再びつぶやくように落とされた言葉の持ち主に、みのりの視線が止まった。
はらはらと落ちる花びらの向こうに見えた人物に、みのりの唇が微かに動く。
「悠太…?」
お互いに見つめ合ったまま、表情すら変えなかった。
2人の間に吹く風が、散らばる色とりどりの花びらを踊らせる。
4年ぶりの悠太の姿に戸惑いながらも、その変わってない姿にうれしさを覚えた。
中学3年間を同じ学校で過ごした悠太は、バレーボール部のレギュラーだった。
あまり目立つタイプではなかったが、何でも一生懸命に取り組む姿に好感を覚えて…
バトミントン部だったみのりは、部活をする悠太の姿を度々盗み見していた。
次第に話すようになって、親しくなるほどに悠太の性格に惹かれた。
優しいところも、バカみたいに真面目なところも、家族を大切にしているところも…
とても好きだった。
悠太は
中学2から卒業するまで付き合っていた、みのりの元彼だった。
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