ずっと大好き…この恋は永遠…
浅井とみのりを遮っていたカーテンがなくなり、お互いの姿が、互いの目に映る。
「みぃちゃんっ」
春子の声に気まずさを浮かべたみのりに、浅井が驚いた表情を向けて…
苦笑いをもらして片手で頭から目にかけて覆った。
「みのり…いつからいた?」
「……」
答えられないみのりに、悠太が横から口を挟む。
「悟に無理矢理連れてこられたんだよな」
まんざら間違ってもいない悠太の言葉に、首を縦にも横にも振れずにいると、浅井が片手で頭を抱えたまま口を開いた。
「…とりあえず、今聞いた事は忘れろ」
「なんで〜?
素敵な告白だったじゃないっ」
「…小田切さん、ちゃかさないでください」
2人の会話に、涙を浮かべたままだったみのりが笑みをこぼす。
「みぃちゃん、素敵な人と逢えてよかったね…
幸せにしてもらいなね」
春子の言葉にまた浮かんできてしまった涙を必死に我慢したのに、結局また頬を伝ってしまって…
泣き出したみのりに、浅井がふっと笑みをこぼした。
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