ずっと大好き…この恋は永遠…



「いい加減泣き止めよ」


困ったように眉をひそめながら笑う浅井を、みのりがじっと見上げる。


涙で揺れる先に映る浅井が、優しく微笑みながらみのりを見つめる。


「泣き止まないとキスできないだろ?」


「…っ…だって……」


そう言われても嬉しさと安心のあまりに溢れ出した涙は止まる様子もなく…

みのりが手の甲で目をこする。


「いいよ、跡になる」


涙を止めようとするみのりの両手を、浅井がそれぞれ掴んで顔から離させる。


目に映ったみのりの顔はやっぱりまだ泣き顔で…

そんなみのりに、浅井が優しく微笑んだ。


「…苦しかったら言って」


そんな言葉を残して近付けられた唇に、みのりが瞼を下ろす。


「……っ……んん……」


苦しくても、そん事言う間を与えない深いキスに、みのりが浅井の手を握り締める。


目を閉じていても分かるオレンジの柔らかい灯りが、2人を包んでいた。


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