ずっと大好き…この恋は永遠…
PULL…PULL…
「…浅井さん?」
みのりの手からケータイを抜き取る浅井に、みのりが首を傾げる。
取り上げたケータイを閉じると、浅井はそれをベッドサイドのテーブルに置いてしまった。
「どうせ同じ用件だろ。
いいよ、後で…」
そのまま真剣な目をした浅井にベッドに押し倒されて…
上から強く見つめられる。
その瞳に捕らえられただけで動けなくなってしまって…
「…浅井さん?」
かろうじで出せた声で呼び掛ける。
すると、みのりの声に浅井が優しく微笑んで…
「…みのり、愛してるよ。
これからもずっと…愛してる」
涙が浮かぶよりも先に落とされたキスに、みのりが目を閉じた。
ベッドの上で絡めた指に光る指輪が、オレンジの優しい光に包まれていた。
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