ずっと大好き…この恋は永遠…
「『悠太』って呼んでるんだ?
…オレには『小田切くん』って紹介してたけど」
その言葉に動揺したみのりが見て取れて、浅井がつい出てしまった意地悪な言葉を取り消した。
「…ごめん。
ちょっといじめたくなっただけ(笑)
あいつが言ってた『みぃ』って、みのりのあだ名?」
笑顔を見せた浅井に、みのりが安心したように頷いて…
話し始めた。
「うん…
中学の時のあだ名。
なんか友達同士であだ名つけるのが流行った時期があって…
でも仲のよかったグループの中で呼び合ってただけだけどね」
懐かしげに話すみのりに、迷いながらも浅井が疑問を投げかける。
悠太とみのりの関係をほとんど気付きかけていたが、曖昧にする事はできなくて…
みのりを見つめたまま口を開いた。
「…つぅか、ごめん。
もうはっきり聞くけど…
…あいつと付き合ってたんだろ?」
浅井の言葉にみのりが少し黙って…
浅井を見つめ返したままコクンと頷いた。
予想していた通りの答えに、浅井の胸が静かに騒ぎ出した。
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