ずっと大好き…この恋は永遠…
「あの…
ごめんね…
でも悠太とは別れてからは一回も会ってなかったし、悠太違う所に住んでて…」
「別にみのりを怒ってる訳じゃねぇよ(笑)
…ただちょっとどんな感じに付き合ってたのか気になっただけ」
慌てて話し出したみのりを、浅井の落ち着いた声が止める。
聞きたい事はたくさんあった。
だけど、自分から問い掛けたら止まらなくなりそうで…
まるで尋問のようになってしまいそうで…
そんな自分を分かっていたから、みのりの言葉で説明される事を選んだ。
みのりが言いたくない事まで、思い出したくない事まで聞いてしまわないように。
南側に大きな窓があるリビングには溢れるほどの太陽の光が差し込む。
その光に、みのりのつけたピアスが髪の間からキラキラ光った。
合わせていた目を下に逸らしてから、みのりが口を開いた。
「悠太とは…中2くらいから中学卒業まで付き合ってたの。
別に普通の付き合いだったよ。
別れたのは、悠太からで…」
思い出された別れは辛いものなのか、みのりが表情を沈める。
そんなみのりを止めようと浅井が口を開いた時、みのりが言葉を続けた。
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