ずっと大好き…この恋は永遠…
「受付のおばさんと、事務のおばさんが来るだけだよ」
安心させる答えを言ったのに、みのりの表情は不機嫌なままで…
どうしたのかと聞こうとした時、みのりが口を開いた。
「温泉とかって、なんか…えっちな格好したコンパニオン呼んだりとか、あと変なマッサージとかあるんでしょ?」
真面目な顔して話すみのりに、浅井が思わず吹き出した。
そんなサービスも頼めばあるし、男だけの集団で行けばコンパニオンを呼ぶ事も珍しくない。
だけどまさかみのりの口からそんな言葉が出るなんて思ってもなくて…
社会人になって、浅井の想像以上の知識を吸収しているみのりに驚いた。
「確かにそうゆうサービスはあるけど…
みんなそんなん頼むような奴じゃねぇし(笑)」
「でもお酒入ったらみんな変わるかもだし。
…別にいいんだけど。
浅井さんだって男だしそうゆうの興味あるだろうし…」
「いや、ねぇから(笑)
大体、彼女がいるのにそんなん必要ねぇし」
笑いながら、でも真面目に言った浅井をみのりがじっと見つめる。
アップした髪も、その髪にいつもなら隠されている細い首も、いつもより少し強めの香水の香りも…
いつものみのりとは違っていて、浅井の鼓動を跳ねさせる。
「…本当に?」
首を傾げるみのりに、浅井が立ち上がった。
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