ずっと大好き…この恋は永遠…



そしてみのりの手を引いて立ち上がらせる。


「なに…?」


「こっち」


微笑みながら言う浅井に少し戸惑いながらみのりが椅子から立ち上がる。


手を引かれて向かった先はソファだった。


ボスンと座った浅井をみのりが立ったまま見下ろす。


「なに?」


再度問いかけると浅井が繋いでたみのりの手を強めに引っ張って自分の方に引き寄せた。


「…ひゃっ」


びっくりしたみのりが小さく声を上げて…

でも浅井の体に支えられている事に気がついてほっとした表情で浅井を見た。


ソファに座る浅井と、浅井に覆い被さるように向かい合う形になったみのりの視線が交わる。


付き合って随分経つのに未だにドキドキしてしまう自分に戸惑いながら浅井を見ていると、その目が優しく微笑んだ。


「みのりが不安にならないだけオレの体にしるし付けとけよ」


「しるしって…」


「ほら、ここ」


浅井が首元を指差した反対の手で、みのりの腕を掴み引き寄せる。


顔を赤くして困惑の表情を浮かべるみのりに、浅井が片頬を上げて意地悪に笑った。



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