ずっと大好き…この恋は永遠…
「や、いいっ
別に浅井さんを疑ってる訳じゃないもんっ」
「へぇ…
じゃあいいんだ?
オレが変なコスプレした女に変なマッサージ受けてきても」
浅井の意地悪な言葉に、みのりが顔をしかめる。
いつもは優しい浅井が、こうゆう時だけ特別意地悪になる。
意地悪な顔をする浅井をみのりが少し睨むと、浅井が余裕のある笑みを浮かべた。
負けるもんかとみのりが必死に口を開く。
「いいよ?
そしたらあたしも変なコスプレして変なマッサージするもんっ
浅井さん以外の人に」
強がりで言った言葉は、みのりの性格を知ってる人なら誰が聞いても不可能な事なのに…
みのりの性格を知り尽くしてるはずの浅井になぜか効果覿面だった。
みのりの言葉に、浅井が今まで浮かべていた余裕を一転させて少しバツの悪そうな顔でみのりから目を逸らした。
「…つぅか、嘘だし。
…本当はオレがみのりにしるしつけて欲しかっただけ」
そう言って目を伏せて俯いてしまった浅井に、みのりの胸が締め付けられる。
うなだれたように、拗ねたように見える浅井の姿がやけに可愛くて可愛くて、仕方がなくて…
胸がきゅうっと甘く苦しくなった。
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