ずっと大好き…この恋は永遠…




「みのり、制服のまま来るなんて珍しいな。

何かあった?」


腰が抜けたまま立てないでいるみのりに、浅井もしゃがんだまま声をかける。



「あ、うん。

それが…やっ…浅井さん?」


制服のスカートから覗く膝の当たりをくるくると撫でる浅井に、みのりが表情をしかめた。


「うん。聞いてる。

『それが』…どうした?」


「どうしたって…

や…なに?」


明らかにみのりの羞恥心を煽るように撫でる浅井の手を、みのりが耐えられなくなって止めた。



そんなみのりに浅井が表情を変えずに首を傾げて見せる。


「みのりが立てないって言うからさすってやってるだけだけど?」


「だけどっ…

なんか触り方が…」


少し赤くなった頬を隠すように俯いたみのりに、浅井が笑みを浮かべる。


そして、わざとみのりの耳に触れそうなまでに近付けた唇を動かす。


「…もしかして何か期待してる?」


「〜〜っ…」


耳に直接注ぎ込まれる声に、頭の芯がびりびりと痺れ出す。


「違っ…」


「へぇ…?

嘘つくなよ」


浅井が片頬だけ上げて意地悪に笑いながらみのりの反応を楽しむように首筋を指でなぞり…





…今に至る。




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