ずっと大好き…この恋は永遠…
「浅井さ…
ここリビング…だし…っ」
近づけた唇で甘噛みされた耳に、みのりが肩をすくめて浅井の胸を押し返す。
「…うん?
『リビング』だから…何?」
優しく微笑みながら見つめてくる浅井とみのりの視線がぶつかる。
ずるい。
わざとそんな優しい顔して…
…ずるいよ。
もう…
「…ベッド…行きた…い」
両手で赤く染めた顔を隠しながら言ったみのりに、浅井が満足そうに笑う。
そして…
「ひゃっ…」
腰の抜けたままでいるみのりを抱き上げた。
「浅井さっ…
あたし重いからっ…」
「みのりぐらいでよたつかねぇから平気だよ(笑)」
自分を抱え上げて歩く浅井を下から見上げながらみのりが恥ずかしそうに笑う。
「ん?」
そんなみのりに浅井が首を傾げた。
「お姫様抱っこ…
ずっと憧れてたから…」
みのりの言葉に浅井がふっと笑みをこぼす。
「ガキ(笑)
…ベッドなんか行ったらみのりの腰、もっと立たなくなるかもな」
意地悪く言う浅井の胸をみのりが叩くと、浅井が余裕の笑顔をみのりに返した。
浅井がゆっくり下ろしたみのりの重さに
ベッドがきしんだ。
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