ずっと大好き…この恋は永遠…



「よかった。

すぐそこにファミレスがあるだろ?

そこでもう待ってるんだけど…

乗ってく?」


「あ…いえ。

あたしも車なんで自分で行きます。

ちょうど帰宅方面だし…」


「そっか、悪いね」と、申し訳なさそうに笑ってから崇が自分の車に乗り込む。


仕事を抜け出してきたのか、営業車のままだった。


そんなに急ぎの用なのか首を傾げながらも、崇の車が走り出したのを見て、みのりもその後を追った。


ファミレスにつくまでの2分ほど、ずっと相手が誰なのか考えていたが思い当たる人物なんていなくて…


結局そのままファミレスに着いてしまった。


車を降りると、ファミレスの入り口で崇が待っているのが見えて、少し足早に歩いて崇に並ぶ。


お店に入ると崇は少しキョロキョロして…

喫煙席に探していた人物を見つけてみのりに笑いかけた。


「こっち」


言われるままに崇の後ろをついていく。


平日の18時という時間帯のせいか、まだ空いていて空席が目立っていた。


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