ずっと大好き…この恋は永遠…
「みのりっ?!」
浅井がアパートに帰ってきたのは19時を回った時だった。
ドアの前に立っていたみのりを見つけて、驚いた様子で駆け寄った。
「浅井さん…」
浅井の姿に、みのりが浅井の方を向き直る。
「どうしたんだよ…
鍵は?
とりあえず入っ…」
みのりの顔を覗き込んだ浅井を、みのりが泣きそうな表情で見つめて…
そのまま抱きついた。
「…みのり?」
「……」
「…とりあえず中入ろうな」
浅井がみのりをなだめるように肩をポンポンと叩くと、みのりが浅井の背中に回していた手を離した。
思い詰めた表情のみのりの肩を抱きながら浅井が鍵を開けて部屋にみのりを入れた。
「みのり、どうした?
何かあった?」
「……」
「座るか」
俯いたまま無反応のみのりを、浅井がソファに座らせようと手を引いたが…
みのりは立ち止まったままだった。
そして…
「浅井さん…
あたし、浅井さんが好きだよ…
好きで好きで仕方なくて…
浅井さんの傍にいたくて…
そう望んで…」
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