ずっと大好き…この恋は永遠…
そんな恋を…
すべてをかけてもよかった恋を…
後悔なんかしない。
そんな事、考えた事もない。
だけど…
塚越の存在にどうしても不安が消えなくて…
こんなに好きなのに、気持ちなら負けないのに、何も言えない自分が…
情けなくて悔しくて…
やるせなくて…
過去の自分の過ちを責めても仕方ないのに…
どうすればいいのか、分からない。
「オレも後悔してない。
みのりは何も心配しなくていいよ。
全部オレが悪…」
「違うよっ…
浅井さんは悪くないもんっ
最初に好きになったあたしがっ…」
そこまで言いかけたみのりの肩を浅井が両手で掴んで体を離した。
そしてみのりと視線を合わせる。
「みのり。
いくら過去を責めたって仕方ないだろ?
付き合うのは2人で決めて、後悔してないならそれでいいだろ?
何も問題ないよ」
「だけど…」
珍しくて引き下がらないみのりの目から涙がこぼれ落ちる。
.