bsb~夢を追いかけて~
理想と現実

~mahimi side~

バスケ部に入ったものの、やっぱりさすが運動部。練習は初日からもありえない位ハードでもう、くたくた。
正直、ちょっと練習すればシュート位簡単に入るものだと思っていたが、それどころかまともにボールを扱うことさえできない。ナメてかかった私が馬鹿だった…
「集合!」
部長さんの張りのある一言で、みんながピタリと練習をやめ、集まりにかかった。
「入部ありがとう。でも今日の練習の様子をみて思ったことがある。バスケット。これナメてかかるならノリだけでするなら、やめてしまって?わたしたちは、バスケにすべてを注いで全力でとりかかっているの」
その言葉にわたしは内心を読み取られたとギクっとし、罪悪感が広がった。
でも、私はあのカッコイい姿を見て決めたんだ。絶対に諦めたりなんかするもんか。先輩と同じ位スゴい人になる。いや、こえてやる。
その日からわたしは“バスケ”そのことだけを考えるようになった
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