涙の殺し屋
「やっとついたー!!」
電車を何度も乗り継いでやっとついた
「あ、いた‥」
吉野は遅いのを心配してあの場所に戻ってきたのだろう
『ワシが行く、最初に会ったのはワシだし』
「そーだね!よろしく」
『おい、吉野』
「「は!殺し屋狐さん!どうでしたか」」
『あぁ、ちゃんと殺した』
「「そうですか‥」」
吉野はホッとした表情をみせた
『でも、三浦彰俊はやってないと最後にいったんだ』
「「そんなわけない!絶対あいつがしたに決まってる!!」」
はぁ、ということは根拠はなかったわけか‥
「「あの!これお金です!!このくらいしかありませんが」」
と5万円を差し出した
『これはどーも!ではこれで』
「「ありがとうございました!!」」
はぁ‥
『変わるか?』
「いや、家につくまでいいや!なんか本当人間ってなんだろうって思う仕事だったね」
『あぁ、ワシも思った』
パンパンになった財布に無理やり5万円を入れ込む
「帰ろ?」
『うん』
人間の心理は悪魔なワシにはわからんが今日の吉野ようなやつは人間にも心理がわからないんだと思う
本当になんで人間っていう生き物がいるのかわかんないな‥