MEMORY-君と過ごした夏-
―――ピンポーン
呼び鈴が鳴った。
今日親はいないから…私が出なきゃいけないのか。
ベッドから起き上がって、玄関に向かおうと部屋を出た。
「…はい」
ガチャッという音と共に扉を開けると、そこには知らない男が立っていた。
年は…私よりも1、2歳上って感じだろうか。
男は、私が扉を開けると、いきなり――――
「お前、調子乗りすぎなんだよ」
家の中に乗り込んできて、私を床に押し倒した。