MEMORY-君と過ごした夏-
私に向かって歩み寄ってくる優也。
ショウタが優也に、ナイフを向けた。
「怪我したくなかったら…関係ない奴は引っ込んでろ」
それでも足を止めない優也。
ショウタと先輩は舌打ちをして、私から手を離した。
「よっぽど入院してぇみたいだな…」
優也……!
あんなに助けてほしかったのに、今は―――
優也が傷つくのが、怖い。
私…最低だ。
「優也…!やめて!来ちゃダメ!!」
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