MEMORY-君と過ごした夏-





―――え?




そう思ったときには遅かった。





振り向くと、顔を真っ赤に染めたショウタが、ナイフを振り上げていた。






「――――奈央!!!!」






優也の声。



手を引かれた。






そのまま、優也は私を抱きしめて――――――












ドンッ






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