MEMORY-君と過ごした夏-





「…ねえ、シロ…



最後のお願い、聞いてくれる?」




シロは、小さくうなずいた。




これで、もしもうシロと会えなくなってしまったら―――




私はやっぱり、泣くのだろうか。









「優也を、助けて」




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