MEMORY-君と過ごした夏-






「優也くんの意識…ッ戻りました!!」




看護師さんの叫びに似た声。


その言葉を聞いたとたん―――





私も、涙を流していた。






優也…


優也……!






よかった……!







「…よかったね、ナオ」



その声に、振り向く。


ロビーの自動ドアの前に、シロは立っていた。





< 164 / 237 >

この作品をシェア

pagetop