MEMORY-君と過ごした夏-
病室を出ると私は、深くため息をついた。
考えといてくれ、か…
私は…優也のこと、どう思ってるんだろう。
「ナオは、優也のことどう思ってるの?」
「…私も今それ考えてたの」
いつもいつも、近すぎて。
隣にいるのが当然で。
優也がどんなに大切な存在か…私は、知らなかった。
でも…
「恋愛感情とか、よくわかんないけど…
私は優也が、大好き」
これだけは確かなんだ。
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