MEMORY-君と過ごした夏-
最終章
手紙
「ナオの誕生日、あと3日だね!」
「おぉーシロ…よく覚えてたね」
「もちろん!で、ナオにお願いがあるんだけど…」
「なに?」
「手紙書きたいんだ、ナオに
だからさ、ペンと紙ちょうだい!」
「…普通自分で用意しない?そういうの」
「しょうがないじゃん…僕買えないんだもん」
「あーわかったわかったから!拗ねないで!」
「拗ねてないよ」
「わかったわかった…はい、ペンと紙」
「ありがとう!
じゃあ3日後に渡すね!お楽しみにー」
「…シロ」
「ん?」
「…ありがとね」