MEMORY-君と過ごした夏-





シロを見た。


茶色いふわふわの髪の毛
白い肌
澄んだ瞳


蒼太そっくりの、シロの姿を。




――『幽霊でも幻でもいい。蒼太に…会えるなら』――





「……シロ」



私は、最低の人間だ。

人の痛みをわからずに。

傷つけて、傷つけて。




だから、だから―――








「蒼太の代わりとして、ずっと私の側にいて」







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