Bond〜失せる事ない繋がり〜
僕は、主人に続いて"池田屋"に足を踏み入れた。
主「今日は、仰山お客はんが来ててな。2階が少々混雑してるよって。」
千「全然構いません。高いとこから捜せれば良いので。」
主人が僕の前を歩く。
主人の話からして、2階にいるのがきっと長州の者達だ。
どこかに武器を隠しているのか?
それとも、上まで持ってっているのか?
考えながら歩いていると、不自然な膨らみをした布が壁に掛かっていた。
僕は、わざと転けて布を剥がしてみることにした。