Bond〜失せる事ない繋がり〜
〜沖田side〜



新八さんの声で我に返ると、千栗ちゃんの足が宙に浮いていた。


沖「千栗ちゃんっっ!!!!」


僕は、千栗ちゃんに向かって手を伸ばした。


でも……………





一一一一一一一スカッ


……………届かなかった。





千栗ちゃんの体が、1階に落ちていく。


ゆっくり………ゆっくり……………





僕は、呆然とした。


ずっとそれを眺めていた。





1階では、新八さんが受け止めようと腕を伸ばす。


騒ぎを聞き付けて、左之さんや一くんが近付いてきているのも見える。





そして、千栗ちゃんは何にも触れずに地に落ちた。




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