Bond〜失せる事ない繋がり〜
千「さっさと逃げますか。」
早くしないと、借金取りが入ってくる。
僕は、天井裏から抜けて屋根伝いで逃げることにした。
一一一一一一一ガタガタ
?「おい、餓鬼が窓から逃げるぞ。回れ!」
………借金取りのボスがバカで助かった。
僕は、素早く天井裏に登ると出口を探した。
真っ暗な中を、ひたすら足音を消して歩く。
借金取りにバレたら終わりだからな。
暫く歩くと、一筋の光が見えてきた。
千「よし、出口だ。」
僕は歩くスピードを上げた。