星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY
いつまでも消えない苛立ちを抱えながらも、百合は日曜日もメテオに行き、店を手伝った。
大輔は休み、恭司は午後七時過ぎに店に顔を出したが、康則から「今日は暇だから、帰っていいぞ」と言われ、一時間ほどで帰ってしまった。
百合も午後八時半には店を出て、アパートに向かった。
自分の思い描いていたものと、何かが違うと百合は感じていた。
明日は月曜日。
自分は康則との約束で月曜日だけは休まなくてはならない。
そして、自分が居ない日に河原綾がやってくる。
自分が居ないメテオはどんな雰囲気になるのだろう。
気になって仕方なかった。