星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY


静の希望とは異なるが、圭吾のところに連れていくのは、母より綾のほうが圭吾にとっても良いような気がする。

そう判断した恭司は、綾を連れて圭吾の病室に訪れた。



病室に圭吾の姿はなかった。

同室の人が恭司に気付いて右手で上を指し、たばこを吹かす真似をした。

恭司はにっこりと微笑み、一礼をして病室を出た。


「屋上に居るみたい」


綾に告げて、二人は屋上へと向かった。


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