星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY
掃除がある程度終わってくると、百合は先日思ったことを確認してみたくなった。
気付けば、今日は恭司と二人きり。
こんなチャンスは滅多にないはずだ。
どんな言葉で、彼の反応を窺えばよいか、百合は思案した。
「雨だし、送っていこうか」
恭司が百合に言葉を掛ける。
百合にしてみれば、願ったり叶ったりの展開だ。
「うん。お願いします」
「おっけー」
恭司の返事の明るさに百合は今までとの違いを感じる。