星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY
車の中で恭司は先ほどの百合との会話を綾に話した。
「そう。そんな風に大輔さんのことを」
綾は穏やかな微笑みを見せて頷いていた。
「あれ、そんな風に恭のことをって言うのかと思ってたけど?」
恭司が綾の反応に不服そうに言ってみると、綾はにっこりと笑い「それは前から知っていたもの」と肩を竦めて見せていた。
「アパートに寄っていく?」
綾からの言葉に恭司は笑顔で「おー」と答えた。