星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY

51.二人の朝



「私、自分からこういうのって苦手で。この年になって何やってんだかと自分でも呆れちゃうのだけど、でもやっぱりちゃんと言葉にしなきゃって思うから」

「うん」


綾は恭司の目を真っ直ぐに見つめ、口を動かす。


「私、恭のことが好きよ。もうずっと前から」


恭司が待ちに待っていた言葉を綾が口にした。

恭司は瞼を閉じ、今彼女が口にした言葉を頭の中で繰り返す。



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