星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY
「やっと俺のになった」
感慨深く綾の顔を見る。
「もう絶対に離さないから」
綾は恭司の胸の中で何度も頷いていた。
翌朝、恭司が目覚めると部屋の中に綾の姿がなかった。
慌てて体を起こし、辺りを見回すが見当たらない。
何処に行ってしまったのだろう。
いやそもそも、昨晩のことは夢なのか。
恭司が深い溜め息を吐いた時、玄関が開いた。
そこには新聞を持って入ってきた綾がいた。