星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY

52.それぞれの未来へ(一)



想いが通じ合ってからの、恭司と綾は時間さえあれば一緒に時を過ごした。

そんな二人に康則と大輔は目を見合わせては、笑っていた。


「もう、なんかやってらんねぇって感じだよ。静にみせてやりたいね」


出産まで入院生活を言い渡されてしまった静は、ベッドの上で康則の話を楽しそうに聞いている。


「百合ちゃんも今では大輔ぞっこんみたいなオーラを出していて、メテオにいると俺が寂しくなる」

「まぁ、いいじゃない。みんな収まるところに収まった感じで」

「そうだな。それに圭吾のおやじ、退院決まったぞ」


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