星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY
ウェディングドレスを着て、ステージに上がった百合はとても美しかった。
出てきた瞬間にみんなからどよめきが起き、大輔が見とれているのに気付いた康則が「大輔! ちゃんとエスコートしろよ!」と大声で言い、皆の笑いを誘った。
「本当にきれい。そしてとても幸せそうだわ。ちょっともったいないことしたと思っているんじゃない?」
綾が恭司の顔を見ると、恭司は吹き出しそうな顔をして、口元を手で覆った。
「なんで笑うの?」
「いや、綾もその何というか、メテオに出入りする奴らみたいなこと言うようになったもんだと思ってさ」
「そ、そう?」
「うん。そんなところも可愛い。俺らもここで結婚式しようか」
恭司はさっと綾の頬にキスをした。