星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY
「あ、いらっしゃい。ちょっと待ってて。今呼んできますよ」
「暇なときでいいよ。俺もここで夕飯食っていくからさ」
「じゃあ、まずビールですね」
「ああ」
大輔が最初のジョッキを開けた時に、後輩が一人の店員を連れてきた。
華奢で耳を出すほどのショートカットの女だった。
化粧もほとんどしていないようで、一見小柄な美少年風である。
「この人ですよ。うちの新人さんで、河原さん」
後輩が大輔に紹介すると女はぺこっと頭を下げた。