星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY
「この人がこの前話した、俺の先輩の堀川大輔さん。学生時代に一緒にバンドやってたんだけど、大輔さんは今、ソロで活動しているんだ」
「そうなんですか」
見かけによらず、河原の声は女性そのもので、しなやかな響きをしていた。
「自費製作のCDだから、あまりギャラは出せないけれど、いいのかな?」
確認するように大輔が言うと、河原はにっこり微笑んだ。
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