星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY
「どういうコンセプトなのかな」
「いくつか合わせて表現してみました。あの、無機物と有機物という大きなところから、硬いものと生身の柔らかい女性の体、癒す音を生み出す楽器と癒される心を持つ人間、それと――、ギターっていつもギタリストにとても愛おしく抱かれているって印象があって――。羨ましいと言う私情も入れてしまってるかも――」
綾はなんだか懐かしそうにイラストを眺めている。
その表情はとても穏やかで、傍で見ている大輔にまで柔らかな空気を感じさせた。