星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY
《今日は八時までに店に来れる?
大輔がCD制作のことで話があるって》
八時かぁ――。
恭司は事務所内にあるホワイトボードを見ながら顔を顰める。
大輔が自分にCD制作のことでの話をすることなんてあるだろうか。
それが恭司には不思議だった。
機材のことなら、いつも直接会社に連絡してくるのに。
《ちょっと遅れるかも。
努力します》
そう返信すると、携帯電話をポケットに入れ、届いたばかりのファックスに目を通し始めた。