星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY
 

結局、恭司がメテオに着いたのは午後八時四十五分だった。

カウンターに真っ直ぐ向かっていくと、静が恭司に気付いて、右手を上げた。

その仕草に促されるように、カウンターに座っていた男女が恭司のほうに振り返る。

男のほうは大輔だとすぐに分かった。

恭司は歩み寄り、大輔に軽く頭を下げ、その隣にいる女性に視線を向けた。

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