星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY


「そうか。俺も後で木内に電話しとくよ。ヤスも明日、出張先から戻ってくるし、とりあえず、明日からの手伝い、決めておかなきゃな」

「私は、毎日来る」


俯いたまま、百合は続けた。


「私が原因なんでしょ。だから、毎日来る。後は、恭と大輔さんが入ってくれれば大丈夫よ。ヤスさんも来るんだし」


俯いていても、百合の口調は強かった。

大輔と恭司は顔を見合わせる。

綾がこの店に係わることを拒否している百合の思いに、綾は気付いた。


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