ボクらの青春物語






神様…マジで感謝します…




俺は涙ぐみながら声の方をむいた





「同じクラスだね」




小首をかしげる大河さんはなんと可愛らしい



「そ、そうだね!…………」




あは――。な、なにか喋らなきゃ
なにか、なにか…





「そ、そういえば!せ、芹澤さんは!?」





「唯ちゃんなら浅羽くんと喋るって言ってたよ?」





コージと?なんで?





「はっ、もしかしてコージの事を!?」





我ながら呆れたものだ、目の前にそ、その…す、すすすす好きな子がいるというのに他の事を考えるなんて





「あ、の…唯ちゃんと喋りたいなら…」




「ち、違うよっ!俺は大河さんと喋りたいよ!」



今…俺…何て言った…?なんて…言った…





「ふふっ、私も橘くんと喋りたい」





ドッキュ―――――ン////





「ぐはっ…」








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