a month Lovestory
先生の最強スマイルに圧倒されながら、私は少しずつ話をすすめた。

「ここ、あまり人が来ないから、すっごい居心地がいいんですよ。」

「ふーん。それで?」

「へへっ。だからついついサボりたくなっちゃうんですよ。」

いつの間にか、私のサボり談に話は進んでしまっていた。

「中学校からの友達がいるんですけど、よくその子とここでサボるんですよ。」

「へぇー。その子って、男子?」

「あ、はい。祐輔って言うんです。谷川 祐輔。」

「仲いいんだね。」

「仲いい?…のかな?ま、腐れ縁ってやつですかね。」
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