a month Lovestory

図書館

「ま、まって~!!」

長い廊下を全速力で走りつづける。

私は川口 雪。高校2年のいわゆる女子高
生。図書室で授業をサボるのが日課だ。

廊下を走りながら、約10メートル先にいる中学校からの男友達に向かって叫ぶ。

「早くしろよ!!遅れるだろ!!」

「あんたのせいでしょうが!!」

本鈴の鐘が鳴るまで、あと2分くらい。

先に走っていった友達、祐輔はもう教室に入ってしまった。

くそぅ!!これだから男は!!

文句をいいながらあとちょっとの距離を走る。

ガラガラッ

「間に合った~!!」

へへんっ!ザマーーミロ間に合ったもんね~。

でも、すぐに何か違和感を感じた。

「??」

すると、先生が言った。



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