カラダ探し
人それぞれだけど、喧嘩しても『カラダ探し』が終わるわけじゃないんだから。
「笑って悪いか!? お前が言ったから、俺は『赤い人』から逃げてたんだよ! なのに、健司のミスで『赤い人』は理科室に現れたんだろ!? 俺は約束は果たしたんだ。何も言われる筋合いはないぜ!」
今日は翔太も、強気で高広に反論する。
翔太の言ってる事は間違っていない。
「笑った」という事を除けば……だけど。
「死ぬまで引き付けろっつっただろうが!! それに、お前が生産棟と工業棟の二階を回ってれば、健司だって『赤い人』を見なかったはずだろうが!!」
「だったら、そう指示しておけよ!! どこを逃げようが、俺の勝手だろ!」
もう、喧嘩の理由なんてどうでも良いといった感じだ。
ただ、怒りを誰かにぶつけたい。
ミスをした人なら誰でも良いのだ。
その後、3人の口論は、殴り合いの喧嘩にまで発展してしまった。
と言っても、翔太と健司は一方的に高広に殴られているだけだったけど。
朝にそんな喧嘩をしてから、男子3人は話をしなくなった。
私達女子3人は、普通に話をしているけれど、この状況に私は、不安を感じる。
「笑って悪いか!? お前が言ったから、俺は『赤い人』から逃げてたんだよ! なのに、健司のミスで『赤い人』は理科室に現れたんだろ!? 俺は約束は果たしたんだ。何も言われる筋合いはないぜ!」
今日は翔太も、強気で高広に反論する。
翔太の言ってる事は間違っていない。
「笑った」という事を除けば……だけど。
「死ぬまで引き付けろっつっただろうが!! それに、お前が生産棟と工業棟の二階を回ってれば、健司だって『赤い人』を見なかったはずだろうが!!」
「だったら、そう指示しておけよ!! どこを逃げようが、俺の勝手だろ!」
もう、喧嘩の理由なんてどうでも良いといった感じだ。
ただ、怒りを誰かにぶつけたい。
ミスをした人なら誰でも良いのだ。
その後、3人の口論は、殴り合いの喧嘩にまで発展してしまった。
と言っても、翔太と健司は一方的に高広に殴られているだけだったけど。
朝にそんな喧嘩をしてから、男子3人は話をしなくなった。
私達女子3人は、普通に話をしているけれど、この状況に私は、不安を感じる。